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ある日の小学生

FROM:遠藤祐樹

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↑小4女子。この生徒は毎週やること盛りだくさんです。

算数は学校の先取りと思考力問題、国語は漢字、語い力、作文のトレーニング問題などなど。毎回渡してあるテキストから数ページずつ宿題を出しています。

宿題のやり忘れもほとんどなく、分からなかった問題については、

「ここがよく分からなくて…。私はこう思ってこうしたんですけど、うまくいかなかったんですよね」

と、自分の意見をはきはきと述べます。本当に小4か!?君は。




↑週2で通塾している生徒。

週2回の内、片方は国算理社4科目、もう片方は中学数学の先取りをメインに授業しています。

ご希望に応じて、国算理社のテキストは塾用と自宅用の2冊ずつ渡しています。

4科目の授業の日は、まず最初に理社の確認テストを実施します。

生徒いわく、「一問でも間違えたら、家で満点取るまでやらされる」とのことで、毎回ものすごく慎重に解いています。

テストは私が目の前で丸つけをするのですが、生徒はその様子をじっと見つめています。

ここで私のちょっとしたイタズラ心がスイッチON。

「(丸つけ中)……あっ!」

「え!?ちょっと待って!!」

解答用紙をひったくるように手元へ持って行く男子。

「あはは、うそうそ。今日はちゃんと満点!」

「ひ、ひどい!」

しかし、この満点とらなきゃというのはいい制度ですね。

間違えてはいけないという恐怖心から見直しなども慎重に行うようになり、いい訓練になってます。

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↑今月入会になった小5女子。ほんわかした雰囲気で教室にいると空気が和みます。

先日の授業中、漢字のテキストにこんな問題が。

☆けちで嘘つきなのが彼の(      )だ。 
 ①ドウゾウ ②チョウゾウ ③ジツゾウ

①~③で(    )に当てはまる言葉を漢字で書けという問題。正解は「③実像」です。

この文を読んだ女子がぽそっと一言。

「もっといい文にしてよ~」

「え?どういうこと?」

「う~ん。『けちで嘘つき』じゃなくって、『やさしくて、おだやか』とかそんなやつにしてほしい!」

「…あー、言葉がよくないてことか!」

「うん!彼がかわいそう!!」

……なんてやさしい心の持ち主だ。穢れが一切ない。無垢!純真無垢!

この日は、私の心の汚れが一気に洗い流された気がします。はあ~ 

つづき

中3の続き↓

私がアツく語った後、生徒に実際に問題を解いてもらうと、

やはりというか、女子は一斉にBasicから始まり(笑)、

男子はBasicとAdvanceをする人が半々でした。

(う~ん…まあこんなもんか…(笑)

スペシャルをやっているのは…いないのかな?

ああ、いたいた。Hはさすがトップ。見事だ!

Tも頑張ってるな!お前は自習中からそこをやってたもんな。プライド高くていいね!

…って、結局この二人か…)

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「あの~~~」

私は手前に座る女子たちに声をかけました。

「いくらなんでもベーシックじゃなくていいんじゃない?」

「え~~」「ヤダ~」

「そんなんやってもつまんねえだろ…」

「つまんなくな~い」「最初からやりた~い」「分かんないところあったらイヤだから」

「……」


(いや~因数分解はさ…、もっとこうなんかワクワクするっつうか…、やってて気持ちのいいところじゃない?

そんな作業クラスの問題やったって全然シビれないと思うんだけどなぁ……やっぱ女子だねぇ…

でもまあ、そういうところを嫌がらずにきちんと拾うからトップクラスなんだろうな)

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**********************

ブログで書いた通り、毎日しばらく学校帰りに塾に寄って、英語の教科書をノートに写してから帰ることになった中1男子たち。

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この日、一人は40分、もう一人は1時間半かかって全部終了しました。

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「こないだの覚えてる?」
帰る前に捕まえて聞きました。

「私は茶道部にいる。ハイどうぞ」
「アイアム、イン・ザ・サドウクラブ」

「よし!言えた!すごいすごい!」

 

趣味として

修学旅行があけて久々に全員そろった中3。

それでも部活のために遅れてくる人がいて、みんな一斉にスタートとはいきません。

そこで私は、来た人から各自さっそく因数分解の問題を解くように指示しました。

どこからやればいいの?という声に対して、私は次のようにホワイトボードに記入。

Basic⇒基本
Advance⇒選択
Special⇒趣味

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するとあちこちで「趣味?」「趣味ってなに?」とざわざわ。

「ああ、これは自信ない人はBasicやってって意味。

Advanceはちょっと難しいけど骨のある問題ばかりだからぜひやってほしいな。

でも定期試験レベルを超えてるのもあるから各自問題を選んでね。

最後のスペシャルは…これは絶対テストに出ない。まあ趣味だわな(笑)」

そのページはラサールとか早慶などの問題で埋め尽くされています。

自分が中学生だったらこういうのこそやりたいと思うけどなあ…と思って見ていると、「なあ~んだ」とか「じゃあやんなくていいんだ」の声が。

「え~~あの~~!」

私はみんなに聞こえるように一段高い声で話しました。

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「あのさ、一応、ここはテストに出るとか出ないとか言ってるけどさ、お前らだったらそんなのどうだっていいんだよ!

一高とか二高?

そんなの受かっから。そういう話じゃなくてさ!」

みやぎ模試4月号で県内トップ10に3人が入っているこの超優秀クラス。

志望校がどうとか小さい話でまとまってほしくない。

「いいか、お前らはこれからの日本をしょっていくんだ。

でな、首都圏ではお前たちと同じ年代の子がこういうのをバリバリ解いている事実があるんだぞ?

ならお前たちも解かないと。

将来、そいつらと同じ土俵で仕事をするときにさ、

中央はバリバリなことをやってきている、一方、地方はユルユルで来ている、そういうの悔しくない?」

すると「地方」というワードにクスクス笑う男子。私は目ざとく反応してすぐ振りました。

「なあ○○!お前だったら分かるだろ。

中央のやつらと対峙したときにさ、『ふ~ん、俺だってそんぐらいの因数分解は解いてきてっから』と平然と言いたくない(笑)?

オレはお前たちにそうしてほしいわ。

おそらく宮城でこんなハイレベルのをやってるところはないと思うけどさ、これをやる意味はそういうところから来てるの。

テスト近くなったらやんなくていいよ。こんなん出ないから。

でも今は興味関心を持ってさ、ある意味、趣味としていろんなのに当たってほしいなあ!

因数分解は数学の醍醐味だぞ!」

 

英語のつまづきを無くしたい②

<前回の続き>

「ちょっと読み合わせをしよう。

この並べ替えの3行でいいから。

①Are you from India?
②I am in the sado club.
③I'm not a soccer fan.

見ないで言えるまでやるぞ」

まず①を言わせる。言えない。

読み方を教える。男子が読む。

次の②。これも同じだった。

私が読み方を教える。本人が読む。③も。

次に①から③まで通してさらに5回ずつ読ませた。

しかし男子は私のサポートなしには読めない。

もう一度、今度は①から③まで10回ずつ読ませた。

最後の方、割とスムーズに言えるようになってきた。

次に順番をシャッフルした。①⇒③⇒②の順に言って。

男子、読めない。I のあとの am が出てこない。

あんなにやったのに何でそこが出ない!

とは言わない。こちらも真剣な表情で男子の目を見つめる。

「アイのあとは…アムだ…」

男子、ハッとして続ける。

2周目。また言えない。

「アイの次はアム」

3周目。男子、また「アイ…」で止まる。

「アイが来たらアムだ」

男子、ハッとする。

4週目。またアイのあと止まる。

「アイが来たら…」

こんな感じで続けること10周目。ようやくシャッフルに対応できるようになってきた。

しかしまだ怪しい。

今度はプリントを隠して、私の言う日本語を英語に直させることにした。

「あなたはインド出身ですか」
「アーユー…」

「フロムだ」
「フロム インディア」

「疑問文は最後上げる」
「インディア?」

「続けろ」
「アーユーフロムインディア?」

「私は茶道部にいます」
「アイ…」

「アイのあとは…」
「…」

「アイのあとはアム」
「アイアム…」

「イン・ザだ」
「イン・ザ・サドウクラブ」
「続けろ」

そのあと、これもシャッフルして言わせること数十回。

そしてようやく、、、ようやく、、、

45分かかってようやく空で言えるようになりました。

「良し、よく言えたッ!もう11時になるな。いや~頑張った!」

男子も苦労の甲斐あってか疲れた表情にも笑顔がのぞきました。

「英語はな、本文がスラスラ書けるようになる、そして読めるようになる、

この2つが整えばひどい点を取ることはないんだ」

私はそう言ってから男子と一つ約束をしました。

「お前は自分でも英語が苦手なの分かってるよな」

うなずく男子。

「だからさ、一つ約束な。明日から毎日学校帰りに教室に寄るんだ。目の前だからラクだろう?

そして教科書の本文と基本文をユニット1から3までノートに写す。これを日課にしよう。

1日30分か…遅くても1時間で終わるだろう。

それを来る日も来る日も…次のテストまで継続して行うこと。

読みは家でな。寝る前にお母さんの前で読む。このあと家に電話して頼んでおくから。

こっちもほかの授業があるからそこまでは付き合えないんだ。

いいね?やれる?」

男子は嫌がらずに私の提案を受け入れてくれました。

そのあと、ご家庭に電話して、これから毎夜聞いてやってくださいね(笑)と言ってこの日は終了。ふぅ…。

**********************

あくる日―(本日18時ごろ)

この男子ともう一人が教室に来て、約束通り英文を書いて帰りました。

「よし!よくできた!寝る前にお母さんに聞かせるんだぞ!」
「ハイ!」

 

英語のつまづきを無くしたい①

昨日の中1の授業後―

まだ、I am ~、You are ~の段階だけど、なかなか覚えられずにもうつまづき始めている男子生徒を、教室に残して特訓しました。

まずは前回やった小テストの直しからやらせるも…手が止まる。

そこで、教科書を見せながら、、、

ここはこう書いてあるからnotを入れて…、と教えながら、、、

30分かけてようやく一通りが終了。

「よぉし、終わりだ!がんばったな!」

ねぎらいの言葉をかける。

「大丈夫。時間内に終わんなくてもこうやって残って完成させればいいんだ。焦らなくてもいいんだよ」

安心させるように声をかける。

男子はコクンとうなずき、安どの表情。そのあと帰り支度をする。

私はその様子をボーっと視界にとらえながら思いました。

(ウソ……

オレはウソをついている…

これでできるようにはならない。それは分かっているじゃないか。

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今のはただプリントを埋めただけだろ。

覚えたかどうかまではやってない。

だから…

これでは次また同じのが出てきてもこの子はおそらく解けない…

これでいいのか?

このままでいいのか?

I am ~、You are ~でズルズルいったら、この子は二度と浮上できないぞ…)

そこまで思ったとき、とっさに声が出ました。

「ちょっと待った」

男子が手を止めてこちらを不思議そうに見る。

(ああ…言っちゃった…

時刻は?

10時過ぎ…か…

でもしょうがない…やるしかない)

私は男子にさっきのプリントをカバンから取り出すように言いました。

(つづく)