高校生との会話②

午後5時。

仙台一高の2年生女子が教室にやってきました。

「おお、久々に見たね!」

その生徒はいつも部活動で忙しくしていて、「今日は○○があるので休みます」の常連。

籍だけ置いといてと言われて仕方なくここまで来たけど…どうなの?勉強はちゃんとやってたの?

私が訝しんで尋ねると、女子は「いや~あんまり…」と苦笑い。

「この前のテストは?」

「あ、まあまあです。平均はいってます(笑)」

「へ~それは結構なことで。つーことはアレだな、対して勉強せずに成績をキープしてるんだから、やっぱりお前は頭いいんだな」

私が多少皮肉をこめて言うと、女子は照れ臭そうに笑いました。

「で?今日は?こんな早い時間に。部活なかったの?」

「それが…」

女子はバツが悪そうに言いました。「部活、ヤメたんです」

「なに~~~!!!」

1ミリも予想していない答えにビックリ。

「そうか~…いや~ヤメたんだ~」

「はい…」

「いや~迷ったろうけどよく決めたねぇ。思うにさ、部活部活もいいけどやっぱり一高なんだからさ、勉強も大事だろって思うんだよね。大体やりすぎなんだよ。平日、公欠までして遠征試合とかさ。土日もないんでしょ?」

「ええ、まあ(笑)」

「それで成績が上位で安定しているならいいよ。でも実際はそうじゃないんだから…ダメだよねそれじゃ。

例えば育英の野球部とか学院のサッカーはいいんだよ。勉強そっちのけでひたすら部活を追求しても。

でも、一高に行っててさ、勉強もできないくせに何が部活だと思うね。まずは勉強しろっての。

この前さ、高3女子と話したんだけどその子は嘆いていたぞ。受験勉強終わんない!部活やりすぎた~!って。そりゃそうだろって思ったな」

「ハハハ、そうですか」

「いや~でもお前はよく決断したな。このままじゃいけない!やんなきゃ!って思ったんだろ?」

「あ、、いや、、あの、、」

「ん?」

「私、美術系もやりたかったんで…、そこで新しい部を友達と作ろうってことになって」

「…ハイ?」

「あ、でも!勉強の時間はたくさん取れますよ!
私、これから毎週マジメに来てやります!英単語もちゃんとやります!」

「ハハ…青春を謳歌しているのは間違いないようだね」