中3数学①~計算が命~

宮後県の公立高校前期入試。
今年の平均点は次の通りでした。

国語数学英語
59.747.755.6

そして後期入試はこう↓

国語数学社会英語理科
65.444.461.161.650.5

これを見れば一目瞭然。
受験生は理数系で点が取れないんです。

逆に言えば、ここで点を稼げる人は他を大きく引き離せるということ。

よって、塾では生徒の数学力を引き上げるためにあの手この手を使って学習メニューを組み立てているのですが、

受験が押し迫ったこの時期、中3生にどんな数学の授業をやっているのかちょっとご紹介したいと思いま~す。社外秘なのでココだけの秘密にしてください。

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授業開始のチャイムが鳴るとすぐにある計算プリントをやってもらいます。

数学は計算力が命。

私は全11題を7分で解くように生徒に指示しました。

CIMG0403.jpg

出題は、文字式の計算、連立方程式、因数分解、二次方程式、平方根…などありとあらゆる分野からチョイス。計算ドリルはこうでないと意味がありません。

世間一般には計算ドリルと言えば「単元別」のものがほとんどです。

第一章「文字式」
第二章「連立方程式」…などと。

確かに習いたての頃はやり方をマスターするために、そこばかりやって良いのかもしれません。

しかし、それをやりすぎると「副作用」という弊害も生まれます。

例えば第一章の頃は、x/3とx/4の和は分母を12で通分して足したのに、

第二章の方程式になると、両辺に12をかけて一気に分母を払います。

一と二でやり方が異なるんですね。

そこで!
第二章ばかりやっていた生徒にふっと第一章の問題を振るとどうなるか。

これはもう割とできる生徒でも、先入観から高い確率で一気に分母を払いにかかります。つまり二のやり方で解いて×になるんですね。

本来はやり方を知っているのに…非常にもったいない。

どうしてこうなるのかというと原因は2つあります。

どうせこの問題はこうやるんだろ…という、中学生ならではの甘い考えと、

そこばかりドリルでやってきた固定観念が原因です。

でも、甘い考えはすぐには直らないかもしれませんが、固定観念の方はひっくりかえせます。

単元別をヤメて、全ジャンルをミックスした計算問題をさせればいいのです。

塾では数年前からこれを用いることによって生徒の計算力を確かなものにすることに成功しました。

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7分後―

時間が来たので「ハイヤメ!」の合図とともに、問題プリントを回収。

このあと私は急いでマル付けをします。マル付けはなるべくこちらでやります。

なぜなら、生徒にとって自分でマル付けするより人にマル付けされた方が緊張感が増すし、そこで×になって返されたものはダメージも大きいからです。

「しっかし…」
私は採点を進めていくうちに大きく落胆しました。ケアレスミスの多いこと多いこと!

名取では中1の頃から長くやってるからみんなほぼ満点を取ります。

なのにこちらは偏差値が60以上あっても夏からの生徒はまだポロポロやっている。

でももう12月。う~ん、このままではマズいぞ…

怒鳴りつけての恐怖統治がいいのか、はたまた秘技「バツ破り」を敢行するか……

とその瞬間!!!

圧倒的閃き!!!

私は生徒にホワイトボードに書いた問題をやっておくように指示して急いでパソコンに向かいました。

(つづく)