日常①~集中力~

近況を。

■中3男子、午後3時過ぎに教室に来てからずっと宮城県入試過去問のとある図形問題を考え中。すでに1時間が経過しました。

さらにそこから1時間後に自習部屋を覗きにいくと、男子はさっきと変わらぬ姿勢でま~だ問題とにらめっこ。解答を開いた形跡はありません。いや~…凄い集中力だなあ。

(なかなか根性が座ってるじゃないか!そうやって脳細胞をどんどん耕すんだ!)と心の中でエールを送り、そっとドアを閉める。。。


■彼はここ3か月で61⇒66⇒67と偏差値を伸ばしてきました。

志望の三高理数(62)はもう十分行ける。

これがもしボーダーラインギリギリの生徒なら、、、

そんなふうに1問に何時間も考えるなんて時間がもったいないだろう!お前はまだまだやることがある!と言ってほかの勉強に当たらせるのだが…、

でも彼のように安全圏にいて、かつ理数系に進むのなら、数学1問にとことん時間を使うのもまた勉強の楽しみの一つではある。

今の1分1秒は必ず今後に生きるだろう。今日のところは何も言わないでおくか。。。


■その日の夕、私を怖がって今まで質問に来なかった中3女子がようやく私のところへ質問しに来てくれるようになった。

そこで、「整形手術しようかと本気で悩んでいたんだよ」とちょっとイジワルを言ったら、女子はそのブログを見たお母さんにメッチャ怒られたと言うので、何て?と聞くと、「塾長のことをそんなふうに言っちゃダメでしょ!って…」としょんぼり。

続けて、すいませんでした…と申し訳なさそうに謝るので、私は「いやいや、いいよ別に!そんな怒ってないから」と慌てて否定するも、直後になんか、ある違和感が。

お母さん…
それって「本当のことを言っては失礼でしょ」って言ってるようにも聞こえるんですけど…。そんなに人相悪いかなオレ…ショック…


■その女子、先週の私の授業後にも、私立高校の入試過去問から数学を次々に質問していき、気がつけば23時オーバー。

その3日前も23時半まで数学の質問漬けだったとか。あのう…帰りは大丈夫なんでしょうね。

質問にすべて答えた後に私は本人に向かって言いました。

数学は相似も三平方も全て教え終わった。

だからもうテキストの中に「習ってない」という問題はない。

あとはひたすら問題を解いて⇒一度解いたものも繰り返して⇒こう来たらこう返す!と来た球を反射的に打ち返せるレベルになるまで基本を徹底して…と目を見て力説しているとき、ある思いが脳裏をよぎる。

う~ん…でもこれは本人には言いにくいな…。

■女子を帰した後、先ほどの男子の方を見るとまだあの問題を腕組みして考え続けている。ほっほ~う。

近づいて生徒の向かいにしゃがみこみ、問題をのぞく。

男子の顔を見上げると…その表情は真剣そのもの。

でもそんなに難しいのかな…。改めて問題を見る。

ああ、分かった。あそこに補助線が引かれていないんだ。

そして思わず声が出ました。
「ここを底辺としたときの高さがないから…」

その瞬間、男子は短く絶叫。
「ちょっと待ってください!」
「え!?」

「先生、お願いしますよ…。言わないでください…」
「あ、ごめん!」

いや~バカかオレは。
さっき「今日は何も言わないでおくか…」と思ったばかりなのに。
ものすごく悪いことをしてしまった…。
普段からただの一問に何時間でも何日でも考えられる奴が勝者になると言っていてこれだからなあ…。

あの問題が魅力的過ぎた。
ああ、穴があったら入りたい…。

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本日22:30の居残り指導風景↓真田先生も連日お疲れ様です。

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