英語のつまづきを無くしたい②

<前回の続き>

「ちょっと読み合わせをしよう。

この並べ替えの3行でいいから。

①Are you from India?
②I am in the sado club.
③I'm not a soccer fan.

見ないで言えるまでやるぞ」

まず①を言わせる。言えない。

読み方を教える。男子が読む。

次の②。これも同じだった。

私が読み方を教える。本人が読む。③も。

次に①から③まで通してさらに5回ずつ読ませた。

しかし男子は私のサポートなしには読めない。

もう一度、今度は①から③まで10回ずつ読ませた。

最後の方、割とスムーズに言えるようになってきた。

次に順番をシャッフルした。①⇒③⇒②の順に言って。

男子、読めない。I のあとの am が出てこない。

あんなにやったのに何でそこが出ない!

とは言わない。こちらも真剣な表情で男子の目を見つめる。

「アイのあとは…アムだ…」

男子、ハッとして続ける。

2周目。また言えない。

「アイの次はアム」

3周目。男子、また「アイ…」で止まる。

「アイが来たらアムだ」

男子、ハッとする。

4週目。またアイのあと止まる。

「アイが来たら…」

こんな感じで続けること10周目。ようやくシャッフルに対応できるようになってきた。

しかしまだ怪しい。

今度はプリントを隠して、私の言う日本語を英語に直させることにした。

「あなたはインド出身ですか」
「アーユー…」

「フロムだ」
「フロム インディア」

「疑問文は最後上げる」
「インディア?」

「続けろ」
「アーユーフロムインディア?」

「私は茶道部にいます」
「アイ…」

「アイのあとは…」
「…」

「アイのあとはアム」
「アイアム…」

「イン・ザだ」
「イン・ザ・サドウクラブ」
「続けろ」

そのあと、これもシャッフルして言わせること数十回。

そしてようやく、、、ようやく、、、

45分かかってようやく空で言えるようになりました。

「良し、よく言えたッ!もう11時になるな。いや~頑張った!」

男子も苦労の甲斐あってか疲れた表情にも笑顔がのぞきました。

「英語はな、本文がスラスラ書けるようになる、そして読めるようになる、

この2つが整えばひどい点を取ることはないんだ」

私はそう言ってから男子と一つ約束をしました。

「お前は自分でも英語が苦手なの分かってるよな」

うなずく男子。

「だからさ、一つ約束な。明日から毎日学校帰りに教室に寄るんだ。目の前だからラクだろう?

そして教科書の本文と基本文をユニット1から3までノートに写す。これを日課にしよう。

1日30分か…遅くても1時間で終わるだろう。

それを来る日も来る日も…次のテストまで継続して行うこと。

読みは家でな。寝る前にお母さんの前で読む。このあと家に電話して頼んでおくから。

こっちもほかの授業があるからそこまでは付き合えないんだ。

いいね?やれる?」

男子は嫌がらずに私の提案を受け入れてくれました。

そのあと、ご家庭に電話して、これから毎夜聞いてやってくださいね(笑)と言ってこの日は終了。ふぅ…。

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あくる日―(本日18時ごろ)

この男子ともう一人が教室に来て、約束通り英文を書いて帰りました。

「よし!よくできた!寝る前にお母さんに聞かせるんだぞ!」
「ハイ!」