中3に喝を①

「よう、みんな!やってるかい?」

久々の五橋教室。早くから来ていた中3に、夏の間の勉強について充実度を聞いていくと反応はまちまちでした。

「まあ、あとで全員チェックするから。きょう提出の宿題多かったよな」

すると「ヤベ~」とか「いや~」と男子連中から溜め息が。

「おいおい、ウソだろ?勉強やってなかったの?

おい、○○!どうだこの夏。人一倍勉強やった!と言えないの?」

一高を志望している男子に振ると、彼は苦笑いを浮かべながら「いや~言えません…」


「はあ?何言ってんの。それで一高に受かると思ってんの?

そういえば一高も最近いい学校に変わってきたらしいな。

ふしだらなことは自制できるようになったし、今の高1は学力的にも優秀だと聞いている。

宿題もほとんど出ないらしいし。やっと昔の力ある時代に戻ってきたようだ。

だいたい宿題なんてなくていいんだよ。

だって数学が得意で社会が苦手な人に、一律に数学の宿題っておかしくないか?

そういう人はひたすら弱点の克服に励むのが筋だろう。

頭のいい人なら人から指図されなくても自分でそういう対策ができるからね。

一高はそういう集団でなければならないんだ。

なのに、昨今は宿題宿題ってよぉ。指示待ち人間を育成したいのかって。

塾もそうだ。

本来オレは勉強って楽しいよな!ってことをお前たちに伝えたくて塾を始めたんだけどさ、

だけど最近はお母さん方から宿題を出してください、それをチェックしてくださいって管理的なことばかり。

まるでお母さんたちの使いパシリさ。やってて全然楽しくない。オレはこんなことをするために塾を立ち上げたのかって!」

私の話をクスクス笑って聞く生徒たち。よぉし、だんだん温まってきたぞ!


「でもさ~…自分で課題見つけて勉強って…なかなかできないよね。

だから宿題出してんだけどさ~。

で?

それすら!

7月に一緒に決めたあのルールすらお前たちは守れないワケ?」

ここで私は入り口の壁面に貼ってある個人課題を指さしました。

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「夏期講習のテキストと英文法のテキストは来週提出してもらう。

でも、あの個人課題は今日チェックだったよな。

おい○○!

お前はさっきから変わったプリントやってるけど、オレが言った宿題は終わってるんだろうな」

「あ、いや~…その~…」

「だいたいそれはなんだ」

「あ、これは学校の宿題です」

「いいよ、やんなくてそんなの。オレの言ったことをやれ。

どうせそれやらなくても内申点が下がるだけだろう?」

ゲラゲラ笑う生徒たち。もちろん私の言ってることが冗談だと分かっています。

「オレの言ってることをやれば確実に力がつくから。だいたい学校の宿題はさ…」

(つづく)