中3に喝を②

<前回の続き>

「だいたい学校の宿題はさ…」

私は数日前、名取で自習していた子のことを思い出して言いました。

「読書感想文はまあいいよ。問題は英語の宿題でね。

I watched TV yesterday.とか、そういうのをノートに10回ずつ書いてくるってのがあったけど、いや~あれには…涙が出てくるね」

すると辺りから「それはつらい」「作業だ…(笑)」などの声が。

「ホント、苦行だよな…。そういうの、お前たちもある?」

するとある学校の男子がノートを出して言いました。

「ウチにはあります。単語をノートに3冊書いてこいというやつが…」

「え?3冊!」
「うわ~」
「マジ~?」

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「これはこれは…。何と言ったらいいんだろう…。

お疲れさまとしか言いようがないな…」

**************

その後―

授業が始まってから、私は一人ひとり、コルクボードの前に呼んで、個人に出した課題チェックを行っていきました。

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☆泉から来ているマジメ女子

「え~、あなたは国語48ページを2冊に…、図形プリントの束か。よく終えたな。エライ!」

「でも、まだ不安です…。図形の問題もっともらえませんか?あと英語の長文も…」

「いやー…今の言葉、サボリマンに聞かせたいよ」


☆富沢から来ているマジメ男子

「漢字テキスト、全部終わってるな!これはすごい!

さらに?英語100ページ、国語も…社会も理科も100ページ超…よくやったな…」

「毎日はもちろんのことですが、名古屋へ帰省する片道8時間の間も、ずっとこれを解いてました」

「う……酔わなかったの?」

「酔いました……」

「でしょうね…。それにしてもようがんばったっ!」


☆サボり男子

「約束が果たされてないな」
「……すいません」

「さっきの聞いたか?一日10時間とか、100数十ページやり切った連中の話。
もう勝負は始まってんだぞ。そういう人に勝てんのか?」
「……」

「明日から毎日!塾に来るんだ。
そして、来たらまず一日にやるべきことを紙に書け。

お前は自習に来ても1時間かそこらで帰るよな。
それでお母さんに『塾で自習をしてきた』なんて言ってもらっちゃあ困るんだけど」

「ハイ…」

「一日にやることが決まったら、オレか遠藤に見せて許可をもらう。
それを達成したら…その日は終わりとしよう」

「ハイ」

「毎日だぞ。いいな」

「わかりました」

(つづく)